'02夏 大井川SLの旅  [ 前へ | 目次 | 次へ ]
Railroad > Japan > Oigawa Railway, 2002 Summer

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千頭へ向かう車内

天井の高い車内 昔ながらの洗面所
客室内の風景 洗面所

 大鉄金谷駅のホームに入ると、もう別世界。タイムスリップしたような気分が味わえる。先ほどのガキんちょ団体に加え、小さな親子づれも多い。ビデオカメラ片手に子供を追いかけ、周りの見えてないお父さんの姿も。俺にぶつかってくんなよ!とも思いながら、車輌に乗り込む。当然のことながら、車内に冷房はなし。冷房機器がないので天井が高い。扇風機はあっても意味はなく、みんな窓全開。

 午前11時50分、汽笛を鳴らし、一路千頭へ。

 列車は金谷駅を出るとすぐに左へ大きくカーブする。鉄橋を渡るとすぐ、次の新金谷駅に到着する。

新金谷駅ホーム 古い電車や客車が並ぶ

 駅に入ると↑の風景。車輌基地がここにあり、駅の構内には古い客車やらSLやら、主に関西私鉄で活躍した昔の電車たちが並ぶ。駅のホームも木造で、よいかんじ。右の写真左側は元西武鉄道351系。大井川鉄道唯一の関東出身車輌。他はみな関西地方の私鉄出身。SL急行には、この駅から乗車する人も多い。

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茶畑 大井川沿いを走る列車 SLイラスト入りのお茶

 進めば進むほどいい景色。茶畑と大井川とトンネルの繰り返しに加えて、窓からSLの煙が見える。沿線にはSL列車に手を振る人も多い。車内では年配の車掌さんが慣れた口調でSLの説明などをする。車内販売ではSLグッズ、乗務員と記念撮影なんかが出来る。写真上右のお茶は、お弁当を買うとついてくるお茶。向かいに座ったご夫婦がくれた。お弁当は乗車前に予約注文も出来る。注文すると、乗ったときに自分の指定席にお弁当が置いてある。

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網で出来た網棚 落ち着いた車内 停車中

 乗客のほとんどが終点の千頭で降りるというわけではなく、途中駅でけっこう人が降りる。他の車輌に行くと、すでにガラガラだったりする。そのうち、乗った当初のような騒がしさもなくなってくる。…もう飽きてるのかな?窓全開で車内に煙が入るから?(少しは閉めろよ) でも、落ち着いてSLの旅を楽しめるようになった。

 (・∀・)イイ!

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昔は南海電鉄で活躍した電車

 大井川鉄道本線は単線のため、列車交換が多い。駅に着くたび、昔は大手私鉄で活躍した電車たちに出会える。これも楽しい。