台湾最初の機関車「騰雲號」と9号機関車

▲2両の機関車が保存されている建物

　台北の二二八和平公園の中に、台湾最初の機関車「騰雲號」と日本最初の機関車10両のうちの1両である9号機関車が保存されている。
　台湾最初の鉄道は清が統治していた時代に開通し、台湾最初という機関車はもともと上海で使われていた。その隣に日本の鉄道創業期の機関車が保存されているというのも、台湾の歴史を反映していると言える。
　建物の中に保存された2両は、残念ながら外からしか見ることが出来なかった。ドアはあるものの鍵がかけられており、中には立ち入れなかった。機関車と説明板のほかには何もなく、いつ公開しているのか分らなかった。

台湾最初のSL「騰雲號」	日本鉄道創始期の9号機関車

　写真はドアの隙間から手を入れて撮影したもの。撮影しにくかった。

騰雲號
形式：0-4-0
製造：1887年、ドイツHOHENZOLLERN社
使用期間：1888年〜1924年(日本では1872年から)

9号機関車
形式：2-4-0
製造：1871年、英国AVONSIDE社
使用期間：1895年〜1926年(日本では1872年から)

(以上の説明は案内板を参考に作成)