台湾の鉄道 運賃制度

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  • 台湾の鉄道 運賃制度
  •  台湾の鉄道運賃は、日本のような「乗車券+特急券」の組み合わせではなく、列車ごとに切符が発行され、乗車する列車の等級ごとに運賃が異なります。
     たとえば、台北~高雄間の運賃は以下のとおり。

    自強号 NT$ 843
    莒光号 NT$ 650
    復興号 NT$ 542

     運賃は高い順から 自強・太魯閣・普悠瑪>莒光>復興・電車>平快・普通 となります。なお、自強、莒光、復興号は全席指定の列車です。乗車の際は指定をとってから。取れなかった場合は次の列車にするか、立席希望で切符を買います。(注:「無座(立席)」のときでも、運賃の割引なし)

  • 大人と子供
  •  台湾では、大人と子供という区分がなく、「全票」「半票」という区分になります。これは旅客の身長による区分で、120cm以下は「半票」(金額は全票の半額)となります。そのため、列車内の連結面のドアあたりに「全票」「半票」という基準の表示があったりします。

  • 切符の買い方について
  •  自動券売機か、窓口で買います。言葉が苦手なら、窓口で紙に書いて渡してもよいでしょう。

    乗車日 「今天(今日)」、「明天(明日)」とか。
    「○月○日」でもよい
    乗車区間 「○○到××」(○○から××まで)みたいな感じで
    列車名と列車番号 「自強、×××次」
    発車時間 「11:00開車」(到着は「到達」)
    枚数 「全票 1張」
    (「全票」は大人、「半票」は子供)
  • 列車の時刻と指定券の予約
  •  列車の時刻は、ネットで事前に調べておく(→列車時刻/列車番号照会(交通部台湾鉄路管理局のサイトへ))か、駅の時刻表で確認しましょう。
     大抵、時刻表は窓口の上に掲げられており、全列車掲載の時刻表なので、見ていると首が痛くなります。そういう時は、目の悪い人や高齢者向けの時刻表が置いてありますから、そこで見ましょう。字も大きく表示してあります。

     日本語サイトもあるインターネットで予約して、自動券売機を設置している主要な18駅や、コンビニ、郵便局でも受け取れるそうです。(コンビニ、郵便局の場合は取次手数料(NT$8)が掛かります)

  • 困ったことがあったら
  •  駅で困ったことがあったら、「値班站長室」か、日本語案内のあるカウンターへ行きましょう。英語か日本語を話せる係員もいます。でもまあ、これくらいは中国語で話したほうがいいと思います。

    「有會説日語的人嗎?」(日本語話せる人いますか?)

     また、改札を入ると、黄色いジャケットを来た人たちがいる場合があります。この人たちは、案内係です。目的地までの行き方とか、ホームがわからないときは聞いてみましょう。困った様子でいると、「去哪裡?」とか言って声をかけてくれる場合もあります。ただ、私の場合、声をかけられても何と答えればいいかわからなくて、日本人とわかると日本語のわかる駅員さんのところまで連れて行ってもらえました。

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