電子マネー、Edyを使う

[ もどる ]

文字サイズの変更
 今日(7月29日)、初めて電子マネーをつかった。今月からAM/PMでも使えるようになったEdyというカードだ。

image
これがEdy。

 これに気付いたのは今月半ば。ネットでたまたまJRの電子乗車券、Suica(注1)の記事を読んでからだ。以前から一部の店舗で利用されていたが、今月19日から全国のAM/PMでも利用可能になったという。

 そして今日、Edyを買うことにした。レジで「このカード買えますか?」と聞くと、「あちらです」と私の後ろを指差す。棚においてあった。

 カードは1枚500円。店員は「チャージはあちらで…」と続けていう。カードは買ったが、このままでは使えない。入金(チャージ)しなければならない(注2)。また、JRのSuicaのようにカードを返却すればカードの値段(デポジット)がかえってくるという方式ではない。

 カードを手にした私は入金機の前に立つ。なんとなく、青く光るポケットにカードを入れる。ポケットにロックが掛かる。続けて1000円単位で入金。入れるごとに「シャリーン♪」みたいな音がなる(注3)。終わったら青く光るボタンを押す。領収書の有無を選択し、カードが下のポケットにすとんと落ちる。これでおわり。

 次に買物だ。本屋で目的の本を探す。が、その本がない…なければ次の店に行くのが普通だ。でも、Edyは使えない。まだ利用可能店舗が少ない。まだ未熟者なのだ(注4)。

 せっかく来たのに、使わないのもあれなので、別に探していた本を買うことに。レジで本を渡した。読み取り機は目の前にある。どうやって使うのかな?と思っている間に読み取り機が青く光り、店員が「お願いします」という。読み取り機にかざし、「シャリーン♪」と音が鳴る。1秒もたたずに決済終了。今さらおどろくでもないが、やはり払った気がしない(注5)。あっけないなぁ。

◆◆◆◆◆

 Edyは、ビットワレット㈱が運営する電子マネーで、Sonyが開発した「Felica」というシステムを利用している。他の非接触式ICカードシステムに比べて高速なのが特徴で、香港、シンガポールでの電子マネーとして、また、JR東日本のIC乗車券「Suica」にも利用されている。
 今後、関西地区民鉄の「スルッとKANSAI」でも同システムを導入予定で、将来の共通化も期待できる(かも)。

(注1)「Suica」は、東京近郊のJR線および東京モノレール線で利用中。今後は東京臨海高速鉄道が2002年12月に導入、3社で利用可能となる。

(注2)カード購入時の500円は支払いに利用できない。利用するには、カードに入金していかなければならない。利用可能額は入金した金額のみで、残額がなくなればまた入金することで繰り返し使用できる。

(注3)Edyは、入金や支払いなどの処理を行う際、「シャリーン♪」みたいな音が鳴る。

(注4)利用可能店舗は、全国のAM/PMのほか、赤坂、お台場、品川、大崎の大きなビル内の店舗などで利用可能。ネット上では…細かい利用可能場所は、http://www.bitwallet.co.jpでご確認を。

(注5)レシートは2枚発行される。普通のレシートと、Edy利用控えだ。カードの利用残額はレシートに表示される。また、入金機などの端末でも確認できる。