秩父鉄道1000形電車

[ 目次にもどる ]

[ Japanese | Chinese (Big5) | Korean | English ]

 旧国鉄の101系電車は、よく知られたとおり昭和32年(1957年)に国鉄電車の高速・高性能化と電車列車の長編成化を目的として開発され、今日まで特急・普通用問わず電車設計の基礎となった車両だ。試作車が登場して以来すでに40数年が経過し、現役で動く車両はJR東日本では南武支線の2両1編成と秩父鉄道のみとなった。
 秩父鉄道では1986年から1991年まで2回にわたり国鉄(JR)から購入し、3両編成で運転している。ワンマン化改造、先頭車の一部を荷物扱いのために可動式の仕切りを取り付けたほか、冷房改造を行った。冷房化されたのは先頭車のみで、中間車は非冷房のままだ。
 車内は改造された形跡が少なく、国鉄時代の姿をよく保っている。一部の車両にはJNRマークのある扇風機や非常用ドアコックの案内板には「もし線路に降りるときは特にほかの汽車や電車にもご注意ください」という古い文言も残っていた。
2005/1/11 作成、2005/1/11 修正

  1. 1000系電車外観 - 秩父鉄道 三峰口駅
  2. 仕切りが増設された先頭部 - 秩父鉄道
  3. 昭和36年・川崎車両製 - 秩父鉄道 三峰口駅
  4. 非冷房車外観 - 秩父鉄道 三峰口駅
  5. 非冷房車の車内 - 秩父鉄道 三峰口駅
  6. 非常用ドアコック案内板 - 秩父鉄道 三峰口駅